原油ガブ飲み 2013 10 14

2013年10月12日の産経ニュースには、このような記事がありました。

「原油ガブ飲み」中国が輸入世界一 需要急増、9月にアメリカを抜く

 ロイター通信によると、
アメリカのエネルギー情報局(EIA)は12日までに、
原油輸入量で、中国が9月、
アメリカを抜き世界最大の純輸入国となったとする報告をまとめた。
 ガソリンなど石油製品の需要増が続き、
来年は、通年で、中国が世界最大の輸入国になると指摘した。
 中国は、20年前まで原油は自給自足だったが、
昨年は、輸入依存度が約58%に上昇している。
 中国の新車販売台数は、
今年、初めて年2,000万台乗せが確実視されており、
「石油ガブ飲み」は、今後も続きそうな情勢だ。
(引用、以上)
 私は、10年近く前に、
「人口13億人の中国人が、欧米人のような生活を望む時、
世界の破局は、やってくる」と書きました。
 歴史的に、中国は、「海禁政策」を取っていました。
つまり、海を暗黒のものと考え、海に進出することを避けてきたのです。
 しかし、最近は、その中国が、
あえて海に進出してくるのですから、尋常なものではありません。
そういうわけで、中国の周辺国が、危機感を感じるのは、自然でしょう。
 中国の戦略は、一度、ドカーンと大きく出た後は、
コツコツと着実に事を進めてくるでしょう。
 これを日本人は理解していないでしょうが、
南シナ海の周辺国は、こうした戦略をよく知っていますので、
海洋大国の日本に助けを求めてくることが多くなるかと思います。
 今のところ、日本は、尖閣諸島の問題で、アメリカに泣きついていますが、
やがて、「あの時は、のん気なことを言っていたなあ」と思う時が来るでしょう。
 東南アジア諸国が、日本に対して、
「南シナ海を何とかしてくれ」と泣きついてくるようになるでしょう。
 アメリカがあてにならないからです。
今のところ、アメリカは超大国ですが、
やがて、誰の目にも「アメリカが地域大国になった」と思う時が来るでしょう。
 日本の海軍力は、世界第二位とも世界第三位とも言われています。
学者や政治家が、憲法9条をめぐって「神学論争」に夢中になっているうちに、
日本の海軍力が、こうなってしまったのです。
 東南アジア諸国は、こう考えるでしょう。
「それほどの海軍力を持っているならば、我々を助けてくれ」と。
「同じ民主主義国同士で助け合うべきだ」と。

2013年9月11日の毎日新聞(毎日jp)には、このようなニュースがありました。

アメリカ大統領 「世界の警察官」否定

 オバマ大統領はシリア問題に関する10日のテレビ演説で、
「米国は世界の警察官ではないとの考えに同意する」と述べ、
米国の歴代政権が担ってきた世界の安全保障に責任を負う役割は担わない考えを明確にした。
(引用、以上)























































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